犬のお散歩をサポート

老犬は足腰も弱ってくるのでお散歩も一苦労です。

わんちゃんは大きさに関係なく飼い主との散歩を楽しみにしていますが、いつまでも走り回ったり跳ねたりできる健康体ではいられません。 人間だって高齢になると100メートルダッシュがきつくなりますし、ペースを落としてのフルマラソンも完走できる体力はなくなります。 20代までなら半ズボンで冬でも野外でハッスルできますが、80代になったらもうコタツで丸くなっていた方が幸せなのです。
犬だって若い頃には散歩を楽しむパワーが溢れていますが、何年か生きている間にその活力も失われていくのです。 ご主人様とお散歩したい、だけど体力的に衰えてしまったため満足に走ったり歩いたりすることが難しくなってきた、と昔は楽しくて仕方がなかったお散歩を諦める時がいずれはやってくるのです。
脚の筋力が弱まってきたせいで電柱に自由にマーキングをしたり、青空の下で踏ん張りを利かせてうんちをしに行くことが出来なくなった老犬を何度も見てきたことだと思いますが、そうしたことは人間もわんちゃんも同じなのです。
しかし脚の不自由な人のために杖や車いすがあるように、犬用の車いすという便利な物も最近は市販されているようなのです。 交通事故で下半身が動かなくなってしまった、右脚に力が入らなくて歩きにくくなってしまった、老衰で歩くことが億劫になってきた、という人のために様々な用品が人間用に開発されていますが、ドッグ用のそうした物もあるのです。
犬だって足腰が弱っても歩き回りたいでしょうし、お散歩に連れていってもらえれば嬉しそうな顔を飼い主さんに向けて感謝の言葉をテレパシーで送ってきます。 それを手助けしてくれるアイテムがあるので、ちょっとくらい体力が衰えてしまった犬でも近所を散歩することは可能なのです。

   

散歩は生きがい

わんちゃんの生き甲斐の大半は散歩でしょうから、これを奪ってしまう脚力の低下は実は大きな問題に発展する危険もはらんでいます。
昔みたいに走って遊びたい、もっとたくさんの風景を毎日見たい、そう願いながら実現させられないもどかしさがペットにストレスを与えてしまう原因になるのです。 誰だって満足感を得られながら生活したほうが毎日を有意義に過ごせた気になりますし、望みを叶えられなければ辛い思いをして落ち込んでしまいます。 どちらがストレスのない人生か、それはもちろん前者で楽しいことが多いほど充実した毎日を送ることができるでしょう。 お散歩をいつまでも続行させること、これが犬にとっての幸せなのです。
なので年老いて筋力が落ちてしまった犬、怪我や病気で歩くことが不自由になってしまったわんちゃんには歩行の補助をするアイテムを使い、お散歩をサポートするのが名案ということになるわけです。 平地なら難なく歩けるけど上り坂は辛そうだ、と感じるようになってきたら、犬の車いすを使うことを検討してみてもいいかもしれません。
この補助道具はどんなサイズの犬でも安心使えるよういくつかのタイプが開発されているので、飼育しているドッグの大きさに合わせて車いすを選びます。 小型犬でも大型犬でも超小型犬でも中型犬でも全く問題ありませんし、特殊なタイプをご所望ならオーダーメイドも受け付けてもらえます。 使い方は人間のように座って使う感じではなく、弱ってきた後ろ足を乗せて車輪で走行するような見た目になります。
この車輪を胴体に連結させ前足の力で駆動するのですが、後ろは車輪になっているので移動するのに前足の力もそれほど必要とはしません。 もし上り坂できつそうな表情をこちらに向けてきたら、その時はリードを強めに引いて前進する手助けをしてあげればいいでしょう。
なので犬の車いすを使ってお散歩する場合、首輪ではなく胴輪のほうがいいかもしれませんのでこれも忘れずに。